【広告ヒント集】 ここをわかれば、 間違えない! アド・ヴァイス スタディオン 編集:sui studio 東京都豊島区雑司が谷3-12-3川戸ビル203 〒171-0032 info@image-garage.com |
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「明神智和のような広告=島忠家具」 さて、今回は明神選手です。「誰?」とか言わないでくださいね。トルシエジャパンの時には日本代表メンバーとしてチームを支えた一人です。Jリーグ柏レイソルの所属でポジションはディフェンシブハーフという中盤後ろよりの位 置ですが、他にも複数のポジションをこなせるオールマイティープレーヤーです。 彼のプレースタイルは、俗に「汗かき屋」と呼ばれ、豊富な運動量 を活かし「スペースを埋める」のが得意です。つまり、ピッチ上のサイドの選手やリベロという後方の選手が攻撃参加で前方へ攻めにいったが、防がれてしまい、相手側が逆襲に転じてその空いたスペースを狙って反撃してくる時、そのスペースを残っていた守備の選手がポジションをスライドして埋めていかないと穴が空いたままやられてしまうわけです。彼自身があらかじめ良いポジションを陣取っているから虚をつかれても慌てることなく対応できるのです。 明神選手に限らずですが、こういった選手の重要性が一般
的にいまひとつ認知されていないので、私は声を大にして言いたい。「ベッカムやトッティーのように人気のある攻撃のプレーヤーだけがフットボーラーじゃないっ!!後ろに明神あっての攻撃陣だ!」 さて、広告でそういうスペースを埋めていく物は何があるでしょう?「ホワイトスペースを活かす=ゆったり白場をとる」というのがモデルやイメージ写 真を使用した高級感を演出する表現手法としてありますが、スペースを埋めていくとどうなるでしょう?「盛りだくさん」「満載感」が出てきます。そう、媒体的にはチラシになります。家電、中古車、ディスカウント量 販、旅行案内、スーパー食料品、家具など様々な業種で活用されています。その中で、今回は家具のチラシを取り上げてみたいと思います。 http://www.image-garage.com/magazine/img/1998shimachu.jpg ↑島忠家具さんのチラシです。沢山の家具をひとつの誌面
の中に構成するのは、案外テクニックがいるのです。誌面を単純に分割して商品を一律横並びの大きさに並べてしまうと大きなタンスも小さなミニラックも同じような大きさで見えてしまいます。その場合、実際の大きさと違って「小さなタンス」や「大きなミニラック」などの誤認した印象を持たれてしまうこともあるかもしれません。 何の気無しに流布されている広告を眺めると、モデルさんの美しさやファッションなど派手な部分に目がいきますが、その後ろで、商品がちぐはぐに並んだり、バランスを崩して配置されて いたりすると広告全体をぶち壊してしまいます。明神選手同様、「スペース」や「バランス」など、実は相当に高度な仕事をしているのです。だから、消費者はすんなりとチラシのイメージや情報を受け取り、お店に向かったり出来るわけですね。 さて、次回は誰がどの広告とマッチングするでしょうか?それでは。
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