【広告ヒント集】 ここをわかれば、 間違えない! アド・ヴァイス スタディオン 編集:sui studio 東京都豊島区雑司が谷3-12-3川戸ビル203 〒171-0032 info@image-garage.com |
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「中田英寿のような広告=コスモ石油環境広告」 さて、先ず登場するとしたらこの人「中田英寿」。日本サッカー史で彼を外すことが出来ないほど、大きな影響を与えたプレーヤーであり、未だなお、日本代表は彼の双肩にかかっているといっても過言ではないでしょう。(最近は代表に出ていませんが・・・) 中田選手の特長や印象を挙げれば「開拓者」「クレバー」「クール」「成功者」「努力家」「力強い肉体」「鋭いキラーパス」「ゲームメーカー」「戦略家」「お洒落」「謎なプライベート」とキリがありませんので、それぞれに中田選手の一部分のようなイメージの表現というのが出てくるので、それはその都度として、今回は「骨太で力強い肉体」「高校生の頃から未来を計画し努力していた」などの部分にマッチングする表現としてコスモ石油さんの環境広告をピックアップしたいと思います。 コスモ石油のTVCM情報サイト 中田選手がその昔、カップラーメンのCMで前園選手の横で脇役を演じていたのは御存知でしょうか?当時はアトランタ五輪で日本代表が奇跡的にブラジルに勝ち、中心選手として脚光を浴びたのは前園選手で、世論は前園フィーバーの時でした。その隣でとぼけたように出演していた、まだまだ国民的には無名だった若い選手が、世界3大リーグの一つイタリアに渡り、トップチーム(ROMA)にも所属し、日本代表の柱となれたのは、一体なにが原動力だったんでしょう?? 中田選手は、若い頃から常に未来を見ていました。高校時代から計画的に時間を使って文武両道の生活、Jリーグは試合に出れることを最優先に考えリーグの中でも下位 でパッとしなかった平塚に入団。98年のワールドカップの時は若干二十歳でありながら、イタリア移籍を計画し移動の合間にイタリア語を勉強していたといいます。その先を見据えたヴィジョンと地道に人知れず努力を怠らなかった姿勢が当時二十歳にして、堂々たる落ちつきと風格を漂わせるに至ったのだと考えられます。 そんな先を見据えて地道な努力をしている広告はなんだろうかと探してみますと、「ココロも満タンに」のフレーズでおなじみコスモ石油さんの環境広告を発見しました。広告賞なども受賞した新聞の全段広告やTVCMで出稿されています。ちなみにTVCMのなんとも感傷的なBGMはオリジナル書き下ろしソングらしいですね。「石油」という業種がらもありますが、地道に真面 目に力強く、コツコツと未来の地球環境のための活動努力をしている様(ソロモン諸島やパプアニューギニアの定地型農業普及支援)を、ストレートに表現しています。 中田選手もジダン選手や中村俊輔選手の華やかなボールさばきと比べるとプレイは地味ですが、コツコツとトレーニングで培った強靭な肉体で、激しいイタリアのプレーヤーのタックルにもがっしりと踏ん張り、ボールをキープしていく様が今回の広告とのマッチングポイントとなりました。日本の選手の多くは激しいタックルでコロコロと直ぐに転んでしまう人が多い中で、彼の力強さ、先を見据えた地道な努力は多くの人の手本となるべき物だと思います。 さて、次回は誰がどの広告とマッチングするでしょうか?(探していくのも大変です(笑))それでは。
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