【広告ヒント集】 ここをわかれば、 間違えない! アド・ヴァイス スタディオン 編集:sui studio 東京都豊島区雑司が谷3-12-3川戸ビル203 〒171-0032 info@image-garage.com |
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「売れるネーミング 買わせるネーミング」 さて、ネーミングの重要性はどれくらい浸透しているでしょうか?一時は商品に自分の愛娘の名前やペットの名前にちなんで名づけたり品番そのままネーミングにしたりという例もありましたが、最近はWEB業界の一行広告やホームページのタイトルの付け方などの効用もあって、「短い文章内に魅惑的で商品や内容を象徴する言葉を入れる」という事の重要さを指摘する声も多いです。そしてネーミングはその典型になります。 「写 るんです、ください」という人はいても、「富士のレンズ付きフィルムください」とまどろっこしい言い方をする人はいないでしょう。「熱さまシート、ください」はあっても「でこに貼るやつがあるかい!あれだよ、あれ!」では伝わりにくいです。昔の「ウォークマン」などと同じく、ネーミングが効を奏し売れ行きは絶好調という例はあります。特に小林製薬はネーミングがとても上手です。「熱さまシート」以外にも「糸ようじ」「カユピタクール」「サワデー」「サラサーティ」「トイレその後に」と、名前を読んだだけでイメージやどんな商品か想像がつきませんか?このようなネーミングの基本を徹底解析しているのが、岩永さんの本です。 私が氏の本を読んだのは1989年発刊の「キャッチフレーズvsネーミング」という古い物ですから、扱っている題材も「青春という名のラーメン」「かえるコール」「濡れてもピカソ」「浪速の中華そば 好きやねん」「くうねるあそぶ」「トマト銀行」「タコハイ」「ペンギンズバー」と、今読み返せば、浮かれ気分の当時を懐古してしまいますが、現在にも通 用する『キャッチフレーズのいらないネーミング』という論説は説得力があります。それでいて、コピーライターの書く文章は読みやすいので、スラスラと読めて理解できると思います。 商品の売れ行きは、あらゆる分野の総合的な結果なのですが、「熱さまシート」の名前と赤ちゃんのパッケージイラストが、スーパーで品定めしているお母さんに「確実で有効な情報伝達」を行い、「購入の決断」を誘い出したのは言うまでもありません。ネーミングは商品、ホームページなどに限らず重要な要素なのですが「書くのが自信がない」という声もよく聞きます。ハーレーダビッドソンのバイクの名前を決めるのでも数百案からひとつに絞り込んでいますし、真剣に名づけるのは大変な作業なのですが、やみくもに考えるより「こういうことだよ!」とわかりやすくレクチャーしている第一人者の本を読めば、無駄 に悩むことなく良いアイディアが出てくるでしょう。基本から学習法、そして商標登録の法的な部分まで、わかりやすく網羅しています。
1章 今や、ネーミングがなければ何も始まらない 「売れるネーミング 買わせるネーミング」 一行力
草思社 岩永嘉弘
http://www.amazon.co.jp/gp/product/479421300X/sr=1-6/qid=1159811050/ref=sr_1_6/250-1428123-9331465?ie=UTF8&s=books ネーミングの成功法則
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