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小さな会社☆儲けのルール
竹田陽一 /栢野克己
「ウチの会社なんかじゃ〜」って言ってるそこの社長さん!「大手に対抗できずに苦しい」と愚痴をこぼす前にまず行動です!え?どう動けばいいかって?それならこの本を熟読してみてください。じんわり効く竹田ランチェスターに熱烈な支持者が多い訳は?読めばわかる↓↓
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画像素材(総論)
 
 「超ネタ」「素材辞典」「創造素材」「具満タン」「イメージライブラリー」秋葉原のショップに行けば、ありとあらゆるパソコン用の画像素材が陳列しています。パソコンが普及してこれだけ沢山のイメージを安価に市販されるようになりましたが、出版社やクリエイティブ事務所では、昔からこのイメージを売ったり貸し出したりするリース会社や写 真家と沢山つきあってきました。今回は、そんな画像イメージに対する総合的な観点からのコラムを、独断と偏見の固まりで検証してみます。(怒らないでね)

 結婚式のサンキューカードを、パソコンで手作りしてみました。しかし文字と色だけの構成ではなんとも味気ない、しかし写 真屋さんに撮影して貰うほど予算が・・・。「よし、素材集の赤いバラを入れてみよう!自分の中ではこのレイアウトに赤い薔薇がピッタリだっ!」。このようなケースでイメージ素材などが使用されると思います。一般 の方は、パソコン売場の画像素材集を買ってくる事が多いと思いますが、「折角買ったのに、レイアウトしてみたら今一つ思い描いた上品な印象がでてこない」なんてことはありませんか?「構想では、ものすごく美しいカードのはずだったのに、なんかアンバランスなものになってしまった・・」ありませんか?考えうる原因としては
(1)ちゃんとしたイメージが固まっていない
(2)とことん探していない 言葉や意味、構想時のこだわりだけで探してしまっている。
(3)画像イメージのトリミングや配置の仕方が失敗している
(4)色のバランスや調和を崩している
(5)画像イメージを選ぶ際に、レイアウトに合うか?どうやって入れるか まで考えないで決定してしまった結果 「ただ、入れてみました」になってしまった

こんなところでしょうか。詳しい解説は割愛しますが、(2)は「結婚式用のカードで赤い薔薇の花」と頭にインプットしてイメージを探しにいき、本当に文字どおり「赤い薔薇の花」だけ見て選んだということです。狭い中から探しているので、「ガラス瓶に一輪挿しの薔薇」しかその場でイメージ画像がなかったとしても、それを選んでしまうということです。もちろん結婚式用ですから「品格のある物」とか「ダークなイメージはNG」とか根本的な意味やテーマを抜きにして選べないのですが、「薔薇の写 真に豪華できれいなイメージがなかった」といった状況で、例えば「幼年の男の子と女の子がドレスをまとってにこやかに手を繋いでる」といった結婚式用として代わりが務まる良いイメージの写 真を見つけられないのです。テーマ設定に合うなら、自分が感じる「イメージ優先」で選ばないと良いイメージのカードにはなっていきません。物作りには、とことんこだわる事も大事ですが、予算内で良い印象のものを仕上げる目的なら、「いいな!」と感じるイメージの素材をあらゆる物の中からとことん探してみることです。自分で「赤い薔薇限定」として選んでるなら、良いイメージが無い場合はプロのように撮影決行とまでいかないと難しいでしょう。

 そういう意味で、「オススメ」素材というのはケースバイケースですし、なにより広くどんどん探すというのが、最大のオススメなのです。プロ用のフォトギャラリーでは「量 なら○○社」「モノクロームで懐かしいイメージなら○○社」「凝りに凝ったカッコつけてる作り写 真なら○○社」とありますが、そんな中でも沢山のイメージ写真に目を通していると「モデルがわざとらしくて、なんか田舎臭いなぁ」と思ってるような一連の中でも1カットだけ「これは、使えるっ」というものが出てくる場合もあります。だから、メーカーさんに対しては申し訳ないですが「1社1冊に限定しない」というのがオススメになります。「ここのメーカーはカタログ送ってきたんで、いつもここの素材集から使ってんだ」というより、大きな店の店頭やNET検索でたくさんの販売メーカーを時間をかけてあたり、探す対象の底辺を大きくしていく方が良いイメージ画像に巡り会う確率が高まるのです。(当たり前のことでしたね(笑)) 個々の素材(に限らず本やサービスも)などの具体的なオススメ検証に関しては、次回以降、独断でバッサリ検証します。お楽しみに。 <NEXT><BACKtoINDEX>