広告を大量出稿する場合、純広告より記事広告の効果が狙い目です。

イベントで営業マンを変革させる企画

記事広告デザイン

イベントの案内広告です。単なる内見会ではなかなか成績があがらない場合を想定して考えました。 ファミリー層を対象に、子供がみてもよろこぶ楽しくて、かわいい幼稚園のポスター風にしました。マンションの内見会というテーマで「かわいい」というのはミスマッチですが、この企画のコンセプトを「楽しむ」というキーワードに沿って説明したいと思います。



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休日に楽しめるイベントを催して、同時に商品(この場合モデルルーム)を直接感じてもらうということは、消費者側は休日の家族サービスの有効活用と販売側は商品の紹介を結びつけた相互メリットのあるキャンペーン企画です。しかし、いろいろ内見会を工夫しても、思うように見込み客さんの反応がもらえないのなら、それはイベントの根本部分で順序を間違えているかもしれません。

なかなか営業成果が上がらないとき、あなたは焦りませんか?ついつい説明に力が入り、あわよくば、この場で購入のサインをもらおうと押しが必要以上に強くなっていませんか?私渡辺も、広告デザインの仕事以外にも店頭販売や電話営業などいろいろやりましたので、「このお客さんになんとか買ってもらおう」と強引な押し売りをしかけて、不信感を募らせ逆効果 になった経験があります。「この人は売ろうとしている」というのが伝わった結果です。

住宅も投資商品も消費者は興味はあっても営業さんに押し込まれる恐怖心が出てくるから、なかなか気軽に本音を出して質問したり出来ないのです。人間は欲望を満たすことよりも、恐怖を退ける事の欲求のほうが強く働くようになっています。例えば、美しい女性に誘惑されたとしても、それがヤクザの親分の女房だったら尻込みしてしまう人の方が多いでしょう。営業さんが怖いのです。かといって販売側は一人でも多く買って欲しく、力も入ってしまいます。売り上げUPの現実はこういう風に一筋縄でいかないですから、まずは、「売り込みたい」気持ちを一度置いて、商品(物件のリビングやキッチン)で楽しく過ごせる一日を疑似体験してもらい、『良い思い出(体験)』を作ってもらう方が特効薬ではないですが効果的なのです。にぎやかに盛り上げたイベントで結果的に売上があがったという話も聞きます。そして子供さんにも喜んでもらえる一日を演出する事もこの企画のポイントです。



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そろそろ子供の成長にあわせて住まいを買いたいと考えている見込み客ご夫婦さんも泣く子には勝てません。子供の側からみれば、せっかくの休日のお出かけでも、スーツを着たおじさんがキッチンの扉を開いたり壁を叩いたりしながら、だらだらと難しい話をしているだけなら、すぐに退屈してしまいます。子供がつまらないと騒ぎだすとお母さんは、あやすために外に出ないと行けませんし、「帰りにデパートによって誤摩化そうか、ゲームセンターにつれていくか?」と落ち着いた心理状態で説明を聞いたり商品を味わってもらえなくなります。逆に子供が気に入って楽しそうに過ごしていれば親としても一安心です。

住宅選びでは、転校、自分の部屋を持つなど子供の関わる事情も大きく左右しますので、決定権を持つご夫婦のみに的を絞って、子供をないがしろに、例えば託児施設に一時預けるという考えより、家族みんなが楽しく過ごせる疑似体験をプレゼントした方が、良い結果が考えられます。家庭円満、笑い声のある楽しい我が家を望まない人は、特殊事情の人以外はいないでしょう。楽しい記憶は、美化されて残っていきます。家族全員で、リビングにくつろぎ、音楽を満喫し、抽選会で一喜一憂し、ゲームではしゃぎ、また、キッチンで手作りのお菓子や料理をみんなでわいわい楽しく創作しながら味わう。参加したよそのファミリーとも活発に交流でき、まるで日帰り旅行にきたような充実感を感じてもらえれば、主催企業の好印象は飛躍的に高まります。「家族の思い出をつくれました。ありがとう」といったところです。

そこで「家」って何か?という事を考えれば、営業マンは、「商品を説明して売る人」を一旦忘れてイベントの案内ガイドや司会進行役としてジョークを飛ばしたりする面白い人になってもらい、まずは参加者の人に好意を持ってもらえるように振る舞う努力が必要でしょう。ハッピを羽織ったり、動物の着ぐるみをきたり、手品が出来る人は手品をしたり、辛口トークが得意な人は、傷つけない範囲のブラックジョークを言ったりして、普段の売る人を忘れましょう。そう、今日はホームパーティーを主催しているのです。ホームでのおもてなしなのです。そうやって楽しいイベントが成功すれば、リラックスした心理状態でぽろっと本音が出てくるものです。



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「こんなリビングあこがれるなあ」とか「居心地よかったね」とか「使いやすいキッチンでよかった」とか、嬉しい声も、また「ここは今ひとつね」という有難い指摘も出てきやすくなります。 なにより一日だけでも、みなさんと販売側の社員でこの部屋を堪能してもらい、楽しくパーティーの気分になれば、信頼関係や好感度もグッとあがり、他社の営業マンにはなかなか切り出せないお客様の本音を話してもらえる関係というのが狙いです。消費者側からしても、単純な見学ツアーと比べ、実際に使ってみる、半日だけでも暮らしてみるという事で、空間の広さから感じる安らぎや換気システムから安定した温度で供給される新鮮な空気、キッチンやリビングの動きやすさ、使いやすさなど、実際の生活シーンとして確かめられます。

広告表現としましては、楽しさを伝達するために「子供が見ても喜ぶ」をテーマにイラストやおいしそうな料理の写真をふんだんに使用し、にぎやかな色使いで構成しました。イベント2回目以降は、前回のイベントの様子の写真など「生の楽しさ」「生の笑い声」が伝わるようなリアルな素材を使用します。

 ローマは一日にしてならずですが、愛される企業も一日では無理です。しかし消費者が喜ぶイベントを地道に繰り返していけば、子供さんから「司会のおもしろいおじちゃんだあ」と声をかけられ、飛び込み営業で「間に合ってます!結構です!」と辛い目に遭う回数を減らす事が出来ると考えます。「家とはなにか?」それを広告主社員さんと一緒になって考え、それを伝えていく。sui studioは、目先の客寄せのみに終始するよりも本当に愛される企業になるお手伝いが出来る事が本望です。小手先のテクニックも確かに沢山あって、一時的には有効なので否定はしませんが、それよりも社員も楽しく、お客様も楽しく、そのなかで(その心理状態で)商品の良さが伝われば、商品の売上だけでなくファン獲得(リピートや紹介)でも効果的だと考えています。そんな仕事をしたいと考えています。



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